遂にXamarin無料! Xamarin Studio for MacでiOS/Androidを書いてみた。
1 はじめに
Xamarinは、これまで、10万円以上の年間ライセンスで販売されていました。(iOSとAndroidの両方のライセンスを取得するには、年間20万円以上)
しかし、先日、マイクロソフトによってXamarinは買収の発表があり、にわかに予想されていましたが、遂に、無料でVisual Studioの追加機能にすると「Build 2016」で発表されました。
[速報]Visual Studioに無料でXamarinが追加。無料のCommunity EditionでもiOS/Androidネイティブアプリが開発可能に。Build 2016
また、Mac対応のXamarin Studioも、Xamarin Studio Community Editionとして個人や小規模の開発チームに無料で提供されることになりました。
早速ですが、個人として、このMac版Xamarin Studioを試してみました。
2 セットアップ
すでに、ストアは、FREEになってます。
Build C# apps on Android, iOS, Windows, and Mac with Xamarin.
ライセンス条項は、まだ、ちゃんと読みきれてません ^^;)
全部のプロダクトをチェックします。(Xamarin.Macもあるのですね・・・)
ディスク使用量は、400Mぐらいです。
Android SDKの使用許諾契約(「使用許諾契約」)です。
「Launch Xamarin Studio」をクリックすると・・・Xamarin Studioが起動されます。
3 Xamarin.Formsアプリの作成
メニューから「ファイル」ー「新規」ー「ソリューション」とたどると次のダイアログが表示されます。 ここで、Xamarin.Forms Appを選択しました。
アプリ名と組織名を入力します。
なお、ターゲットは、 せっかくなのでAndroidとiOSの両方とし、PCL(Portable Class Library)を選択しました。
デフォルトで、プロジェクトは、ホームの下のProjectsに作成されるようです。(変更可能です) GitとTestは、また、次回ということで、「作成」ボタンを押しました。
作成されたプロジェクトは、次のような感じです。 Xamarin.Formsのバージョンは、2.1.0.6529、Sample.csは、いつもの通りです。 初めて、触る方は、「画面作成のUIが無いのか!」って思われるかも知れませんが、現状、Formsには、無いのです!
ちょっと、表示するテキストだけイジって、Buildしすると、iOSのシュミレータで実行されることを確認できます。
続いて、Android側のプロジェクトを「スタートアッププロジェクトとして設定」して、Buildします。
Android SDK をインストールした際の、最初の状態である、AP_15で実行されていることを確認できます。
今頃ですが・・・コードは、下記だけです。 これで、Android、iOSに両方分です。
using System; using Xamarin.Forms; namespace SampleApp{ public class App : Application{ public App (){ MainPage = new ContentPage { Content = new StackLayout { VerticalOptions = LayoutOptions.Center, Children = { new Label { XAlign = TextAlignment.Center, Text = "Developers.IO" } } } }; } } }
4 最後に
今回は、無料となったXamarin Studio for Macを簡単に触ってみました。
既に、ライセンスを取得して利用されていた方にとっては、全く何も変わってないのですが・・・ちょっと高額であったことから、今まで躊躇されていた方にとっては、1つのコードで、2つのプラットフォーム(VisualStudioでやれば、WindowsPhoneも)が動いてしまうXamarin.Formsは、刺激的な内容ではないでしょうか。
密かに、ここDevelopers.IOでのXamarin記事もPVが増えるのでは!と期待してます。^^)
[Developers.IO] Xamarin – シリーズ –
Xamarin 記事一覧 - SIN@SAPPOROWORKSの覚書 <= こちらは、ステマ
5 参考資料
[速報]Visual Studioに無料でXamarinが追加。無料のCommunity EditionでもiOS/Androidネイティブアプリが開発可能に。Build 2016
https://developer.xamarin.com/
Xamarin Studio for Macで.NETプログラム(C#)を書いてみた。